SpeechRecognitionライブラリ
SpeechRecognition
は、Pythonで最もよく使われる音声認識ライブラリの一つです。以下は、基本的な使用方法の例です。
import speech_recognition as sr
recognizer = sr.Recognizer()
with sr.Microphone() as source:
print("音声を入力してください...")
audio = recognizer.listen(source)
try:
text = recognizer.recognize_google(audio, language='ja-JP')
print("認識されたテキスト: " + text)
except sr.UnknownValueError:
print("音声を認識できませんでした。")
except sr.RequestError as e:
print("エラーが発生しました; {0}".format(e))
このコードは、マイクからの音声入力をテキストに変換します。
pyttsx3ライブラリ
pyttsx3
は、テキストを音声に変換するためのライブラリです。以下は簡単な使用例です。
import pyttsx3
engine = pyttsx3.init()
engine.say("こんにちは、Python!")
engine.runAndWait()
このコードは、指定されたテキストを音声で読み上げます。
PyAudioライブラリ
PyAudio
は、Pythonでオーディオ入出力を扱うためのライブラリです。音声認識においては、マイクからの音声データを処理するためによく使用されます。
import pyaudio
import wave
CHUNK = 1024
FORMAT = pyaudio.paInt16
CHANNELS = 2
RATE = 44100
RECORD_SECONDS = 5
WAVE_OUTPUT_FILENAME = "output.wav"
p = pyaudio.PyAudio()
stream = p.open(format=FORMAT,
channels=CHANNELS,
rate=RATE,
input=True,
frames_per_buffer=CHUNK)
print("録音開始")
frames = []
for i in range(0, int(RATE / CHUNK * RECORD_SECONDS)):
data = stream.read(CHUNK)
frames.append(data)
print("録音終了")
stream.stop_stream()
stream.close()
p.terminate()
wf = wave.open(WAVE_OUTPUT_FILENAME, 'wb')
wf.setnchannels(CHANNELS)
wf.setsampwidth(p.get_sample_size(FORMAT))
wf.setframerate(RATE)
wf.writeframes(b''.join(frames))
wf.close()
このコードは、指定された秒数だけオーディオを録音し、WAVファイルとして保存します。
まとめ
Pythonでの音声認識は、これらのライブラリを使って多様な方法で実装できます。それぞれのライブラリが提供する機能を理解し、プロジェクトのニーズに合わせて適切なものを選択しましょう。