はじめに
Pythonで小数点以下を扱う場合、特定の桁数で切り捨てる必要があることがよくあります。この記事では、Pythonで小数点以下を切り捨てるさまざまな方法とその使用例を紹介します。
math.floorを使用した切り捨て
math.floor
関数は、与えられた数以下の最大の整数を返します。これは小数点以下を切り捨てるのに一般的に使用されます。
import math
number = 3.14159
result = math.floor(number)
print(result) # 出力: 3
int関数を使用した切り捨て
Pythonのint
関数は、数値を整数に変換する際に小数点以下を切り捨てます。
number = 3.14159
result = int(number)
print(result) # 出力: 3
round関数を使用した切り捨て
round
関数は、指定された桁数で数値を四捨五入しますが、小数点以下を切り捨てるためにも使用できます。
number = 3.14159
result = round(number, 0)
print(result) # 出力: 3.0
応用例
小数点以下を切り捨てる処理は、金額計算や測定データの整形など、さまざまな場面で役立ちます。
金額計算の例
商品の合計金額を計算する際に小数点以下を切り捨てる例です。
total = 150.75 + 99.25
final_total = math.floor(total)
print(final_total) # 出力: 249
よくある質問
math.floorとintの違いは何ですか?
math.floor
は数学的な切り捨てを行い、負の数では異なる挙動を示しますが、int
は小数点以下を単純に切り捨てます。
小数点以下を切り上げるには?
小数点以下を切り上げるには、math.ceil
関数を使用します。
特定の桁数で切り捨てるには?
特定の桁数で切り捨てるには、round
関数に桁数を指定しますが、四捨五入になるため注意が必要です。