型アノテーションの概要
Pythonでは、関数や変数、クラスなどに、型アノテーションを記述することができます。
型アノテーションは、その変数や関数が期待する型を示すもので、プログラムを記述する際に、型を明示することで、プログラムのエラーを未然に防ぐことができます。
型アノテーションを記述するには、変数や関数の型を示す型名をコロンの後に記述するだけです。例えば、以下のように記述します。
使い方
def greet(name: str) -> str: return "Hello, " + name
上記の関数 greet() の場合、型アノテーションを記述することで、引数 name が文字列であること、戻り値が文字列であることを明示しています。
型アノテーションを記述することで、プログラムを実行する前に、型の不一致などのエラーを検出することができるため、デバッグをスムーズに行うことができます。
また、型アノテーションを使用することで、他の開発者がプログラムを読んでも、変数や関数が期待する型をすぐに理解することができるため、プログラムの読みやすさも向上します。
型アノテーションを使用するには、Python 3.5以降である必要があります。
また、型アノテーションは、プログラムを実行する際には無視されるため、型アノテーションを使用することで、プログラムの実行速度に影響を与えることはありません。
型アノテーションを記述する場所は、変数の前に記述するか、関数の引数や戻り値の後に記述することができます。例えば、以下のように記述することもできます。
name: str = "John" def greet() -> str: return "Hello"
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